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「40連勤」「給料未払い」「100万円の罰金」 飲食店におけるブラックバイトに対するユニオンの取り組み事例

 飲食業におけるブラックバイト問題への取り組み事例をご紹介します。

◯まさに“ブラックバイト”壮絶な働かせ方

 2015年の初頭に、飲み屋街にあるバーで働いていた学生のAさんから相談がありました。労働時間は17時から深夜3時ごろまで、さらに休みは月に1日あるかないかという、「アルバイト」とは思えない働き方でした。
初めて相談に訪れた時、Aさんは40連勤というすさまじい働き方でした。さらに、給料に関しては約半年にわたってちゃんと支払われておらず、4か月分は全て未払いになっている状態でした。この店の経営者は給料を支払っていないどころか、Aさんに対して罰金も科しており、売り上げが赤字だった分の補てんを学生に迫っていました。Aさんはすでにいくらかの補てんをしていましたが、最終的には100万円を超える補てん額を支払わされそうになっていました。
 Aさんは、会社から給料が全く支払われないので、その間の生活などは友達からお金を借りたり、自分の私物を質屋にいれたりしながら生活をしていたそうです。このようなバイト先だったので、一度辞めようと思い辞表を出したこともあったそうですが、「辞めたことで発生する損害を賠償させるぞ」というような脅しをかけられ、結局辞めることができませんでした。   
 また、この店の経営者は暴力も振るう人で、実際に殴られたこともあり、それも辞められない一つの要因でした。Aさんはこのような働き方を続けた結果、大学には行けない日が多くなり、単位もいくつか落としてしまいました。まさにブラックバイトと呼べるような働き方をしている状況だったのです。

◯会社に責任を取らせる

 このような職場で約1年働いてきたAさんは、なんとか逃げるように職場から辞めることができ、私たちのところに相談に訪れました。この時Aさんは、経営者からの追跡を避けるために友達の家を転々としている状況でした。そこまでしなければならないほど、この会社の経営者の支配は強いものだったのでしょう。本人としては当初、お店の修繕費用を自分で負担しなければいけないのか、ということで相談に訪れていました。
 しかし、Aさんの被害はそれだけに留まらないのは明らかでした。私たちユニオンとしては、Aさんの被害の解決という点と、ブラックバイト問題の社会的解決の取り組みの一つという点から、給料の未払い分などを取り返し、会社に責任を取らせようと提案しました。Aさんとしても、友達に借金をしなければならなくなった状況会社にやられた仕打ちに対して怒りを持っていたので、取り返すために準備することになりました。
 請求をしていくうえでAさんとしては思い当たる証拠が少なかったなか、ユニオンとしては多くの仲間と共に証拠が残っていないか、証拠に使えそうなものは何かを議論し、今あるものでできる限りの証拠づくりを行いました。本人が思い当たらなかったことも、みんなで集まって議論すれば、使えるものがでてくることはあります。証拠が少なそうだからとその時点で諦めるのは早いのです。
 また、弁護士に解決をお願いすることも考えていたので、ユニオンもその打ち合わせに同席し、法的な論点や戦略などを一緒に考えるなど行いました。労働法としての論点などは、わかりにくいものも少なくはありません。しかしそこは、数々の経験があるユニオンがきちんとサポートを行い、できる限りわかりやすく解説し、「難しい話」としてよくわからないまま諦めてしまうのではなく、内容を理解してどうするかを考えることが可能な環境を作りました。
 このようなユニオンとしての支援もあり、ゆっくりですが着実に問題解決の準備していき、Aさんの「会社に責任を取らせたい」という思いは、弁護士と一緒に未払い賃金などを請求していくこととして形になりました。会社に責任を取らせるため、今後も取り組みは続いていくことになります。この事案の結果に関してはまた後ほどご報告できればと思います。

◯ブラックバイト問題を社会的に解決していく

 ブラックバイトは今回の事例のように、様々な違法・不当な行為を通じ、本来は会社側が負担しなければならないコストを本人やその周りの人々に転化し、働いている本人やその周りの人々に大きな負の影響を与えていくものです。
 このような事例の一つ一つを泣き寝入りに終わらせず、また一部の問題とせずに社会的な問題として解決していなければ、ブラックバイトの被害は拡大を続け多くの学生がまともな学生生活送れなくなっていきます。
 ブラックバイトユニオンは、一つ一つの事案の解決とともに、社会的な発信等を通じ、社会的にブラックバイトを無くしていく取り組みを広げていきます。今回のような相談は居酒屋からの相談に多く、今回の取り組みはそれらのバイト先で働く学生たちにとっても、泣き寝入りをせずに会社に責任をとらせる一つの参考になればと思います。ブラックバイトユニオンは今後、ブラックバイトを無くしていくために、ブラックバイト・ハンティングというキャンペーンを行っていきます。学生自身がブラックバイト問題を無くしていく取り組みを行うことは、現場からの異議申し立てとして非常に重要です。この取り組みを大きくして、社会からブラックバイトを無くしていければと思います。

◯ボランティアの募集

 ブラックバイトユニオンでは、職場での労働条件の改善のため、ともにブラックバイトの改善に取り組んでくれるボランティアを募集します。ボランティアとして、団体交渉や労働基準監督署への申告のサポートをすることができます。詳しくは、「ブラックバイトハンターを募集します!【ボランティア募集】」をご参照ください。

◯連絡先
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4−17−15 ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@kobetsu-union.com

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私たちブラックバイトユニオンは、近年様々な背景のもとで広がりつつある「ブラックバイト」によって学生生活が脅かされることのない社会を目指して活動する団体です。電話とメールで相談を受け付けているので、学生の方は是非お気軽にご相談ください。
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