湘南ゼミナール(森塾)に団体交渉を申し入れました。
本日、個別指導塾ユニオンは、学習塾を経営する湘南ゼミナール(横浜市中区)に対し、団体交渉を申し入れました。湘南ゼミナール(森塾)で働く学生組合員と、他塾で働く学生組合員や学生ボランティアの10人が参加しました。
今回の申し入れの中心になったのは、湘南ゼミナールが運営する森塾で働く大学生講師です。森塾では、給与がコマ給で支払われており、授業時間以外に対して、ほとんどお給料が支払われていません。授業前の準備の時間や、授業後の報告書の作成の時間や会議の時間に対し、お給料が支払われていないのです。また、講師は休憩も取りづらく、15時半頃から22時過ぎまで、ご飯を食べる時間も取れないといった問題もあります。
こうした労働条件・就業環境の問題を改善するために、団体交渉を行うことにしたのです。

まず本日の申し入れに関する打ち合わせをします。

その後、湘南ゼミナールの本社前に移動、参加メンバー全員で本社を見上げている場面です。

みんなで申し入れに向かいます。

湘南ゼミナール本社の人事部の担当者に団体交渉を申し入れています。今回の申し入れの経緯や要求内容について説明しています。

午後からは、神奈川県庁記者クラブに行って、報道関係者に向けて、湘南ゼミナールへの交渉申し入れの経緯や、湘南ゼミナールの運営する森塾の労働条件の問題点等について説明しました。また、今回申し入れた本人からは、次のような話がありました。
会社と団体交渉をするというと、「なんでそこまでするの?辞めれば済む話じゃん。」などと言われることもありますが、敢えて今回私が団体交渉に踏み切ったきっかけは、大きく三つあります。
第一に、自分が約4年間通った塾で、思い入れがあるからです。高校受験、大学受験とお世話になったことで、塾自体や講師の方々に対する親しみが生まれ、憧れと恩返しの気持ちをもって、アルバイトを始めました。しかし、実際に働いてみると、金銭的にも、精神的にも、肉体的にも苦しい労働条件の中に、自分が置かれていることに気がつきました。生徒と講師、両方を体験している自分であるからこそ、両者から塾を見たときの大きなギャップを感じました。
こうした、いわゆるコマ給の問題や、サービス残業、タダ働きといった問題がある中で、友人をアルバイト講師として勧誘してしまい、大きな責任を感じていることが第二のきっかけです。
第三には、いわゆるブラックバイトが一般化、常習化していることに対し、アルバイト講師が屈してしまっていることに違和感を持ったからです。充実した授業やサービス提供のためには、正常な労働条件の存在が大前提であり、そのことと「仕事が楽しいから給料は支払われなくてもいい」という考えは結びつかないと思います。
以上三つの考えから、単なる「辞めれば済む話」ではないということを感じ、ユニオンに加入しました。辞めるだけでは状況の改善には繋がらず、それだけでは不十分であると感じたことから、自らが働く企業相手に労働条件の改善を直接訴えていく団体交渉に踏み切りました。
個別指導塾ユニオンは今後、湘南ゼミナールと団体交渉を行い、コマ給をはじめとする労働条件の改善を目指していきます。
また、現在ユニオンにはブラックバイトの相談が多く寄せられていますが、今回の事例のように神奈川県の塾で働く学生からの相談は非常に多いです。そこで、明日25日、神奈川県の塾で働く学生や従業員を対象に相談ホットラインを実施します。今の職場に疑問を持っている方や、労働条件を改善したいと思っている方はご相談ください。
○ホットラインの詳細
名称:神奈川県内塾講師の労働相談ホットライン
日時:2015年8月25日(火) 19時~24時
番号:0120-222-737
費用:相談無料・通話無料
対象:神奈川県内で働く塾講師
○ボランティアの募集
ブラックバイトユニオンでは、職場での労働条件の改善のため、ともにブラックバイトの改善に取り組んでくれるボランティアを募集します。ボランティアとして、団体交渉や労働基準監督署への申告のサポートをすることができます。詳しくは、「ブラックバイトハンターを募集します!【ボランティア募集】」をご参照ください。
【連絡先】
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4−17−15 ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@kobetsu-union.com
今回の申し入れの中心になったのは、湘南ゼミナールが運営する森塾で働く大学生講師です。森塾では、給与がコマ給で支払われており、授業時間以外に対して、ほとんどお給料が支払われていません。授業前の準備の時間や、授業後の報告書の作成の時間や会議の時間に対し、お給料が支払われていないのです。また、講師は休憩も取りづらく、15時半頃から22時過ぎまで、ご飯を食べる時間も取れないといった問題もあります。
こうした労働条件・就業環境の問題を改善するために、団体交渉を行うことにしたのです。

まず本日の申し入れに関する打ち合わせをします。

その後、湘南ゼミナールの本社前に移動、参加メンバー全員で本社を見上げている場面です。

みんなで申し入れに向かいます。

湘南ゼミナール本社の人事部の担当者に団体交渉を申し入れています。今回の申し入れの経緯や要求内容について説明しています。

午後からは、神奈川県庁記者クラブに行って、報道関係者に向けて、湘南ゼミナールへの交渉申し入れの経緯や、湘南ゼミナールの運営する森塾の労働条件の問題点等について説明しました。また、今回申し入れた本人からは、次のような話がありました。
会社と団体交渉をするというと、「なんでそこまでするの?辞めれば済む話じゃん。」などと言われることもありますが、敢えて今回私が団体交渉に踏み切ったきっかけは、大きく三つあります。
第一に、自分が約4年間通った塾で、思い入れがあるからです。高校受験、大学受験とお世話になったことで、塾自体や講師の方々に対する親しみが生まれ、憧れと恩返しの気持ちをもって、アルバイトを始めました。しかし、実際に働いてみると、金銭的にも、精神的にも、肉体的にも苦しい労働条件の中に、自分が置かれていることに気がつきました。生徒と講師、両方を体験している自分であるからこそ、両者から塾を見たときの大きなギャップを感じました。
こうした、いわゆるコマ給の問題や、サービス残業、タダ働きといった問題がある中で、友人をアルバイト講師として勧誘してしまい、大きな責任を感じていることが第二のきっかけです。
第三には、いわゆるブラックバイトが一般化、常習化していることに対し、アルバイト講師が屈してしまっていることに違和感を持ったからです。充実した授業やサービス提供のためには、正常な労働条件の存在が大前提であり、そのことと「仕事が楽しいから給料は支払われなくてもいい」という考えは結びつかないと思います。
以上三つの考えから、単なる「辞めれば済む話」ではないということを感じ、ユニオンに加入しました。辞めるだけでは状況の改善には繋がらず、それだけでは不十分であると感じたことから、自らが働く企業相手に労働条件の改善を直接訴えていく団体交渉に踏み切りました。
個別指導塾ユニオンは今後、湘南ゼミナールと団体交渉を行い、コマ給をはじめとする労働条件の改善を目指していきます。
また、現在ユニオンにはブラックバイトの相談が多く寄せられていますが、今回の事例のように神奈川県の塾で働く学生からの相談は非常に多いです。そこで、明日25日、神奈川県の塾で働く学生や従業員を対象に相談ホットラインを実施します。今の職場に疑問を持っている方や、労働条件を改善したいと思っている方はご相談ください。
○ホットラインの詳細
名称:神奈川県内塾講師の労働相談ホットライン
日時:2015年8月25日(火) 19時~24時
番号:0120-222-737
費用:相談無料・通話無料
対象:神奈川県内で働く塾講師
○ボランティアの募集
ブラックバイトユニオンでは、職場での労働条件の改善のため、ともにブラックバイトの改善に取り組んでくれるボランティアを募集します。ボランティアとして、団体交渉や労働基準監督署への申告のサポートをすることができます。詳しくは、「ブラックバイトハンターを募集します!【ボランティア募集】」をご参照ください。
【連絡先】
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4−17−15 ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@kobetsu-union.com
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