10月22日・28日・30日 貧困・労働問題セミナーを開催します!


学生の生活を脅かすブラックバイト。若者を使い捨てにするブラック企業。貧困の広がりと、社会的弱者に向けられるバッシング。これらの問題に対する取り組みは急務です。この連続セミナーでは、貧困・労働問題を「変える」ためになにが必要かを考えます。
※参加費無料、事前予約不要
第一弾
「ブラックバイトを変える! しゃぶしゃぶ温野菜(DWE JAPAN)裁判から考える」
日時
10月22日(土)
18:00開始(17:45開場)
講師
明石順平弁護士(しゃぶしゃぶ温野菜ブラックバイト裁判代理人、鳳法律事務所、ブラック企業被害対策弁護団)
ブラックバイトユニオン
会場
北沢タウンホール2階 集会室1
京王井の頭線・小田急線 下北沢駅南口徒歩4分
(155-8666東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール2F)
https://kitazawatownhall.jp/map.html
今年6月、大学3年生が、「しゃぶしゃぶ温野菜」の店舗で勤務していた際のブラックバイト被害の損害賠償などを求めて、運営会社を千葉地裁に提訴しました。これは、全国初のブラックバイト訴訟です。
学生は4ヶ月間1日の休みもなく働かせられ大学の単位をすべて落としてしまいました。さらに強制的にしゃぶしゃぶ食べ放題セットを購入させられたり、日常的に暴力を振るわれたりしていました。そして、嫌になって退職したいと申し出ると「(店がつぶれたら)お前に4千万円の賠償を請求する」と脅迫までされました。
※この裁判の詳しい経緯については、記事(「しゃぶしゃぶ温野菜」元店長らの殺人未遂罪・暴行罪・恐喝罪・脅迫罪で告訴状を提出し、「しゃぶしゃぶ温野菜」運営会社を提訴しました)をご覧ください。
深刻化するブラックバイトについて、この事件で学生の代理人弁護士を務めている明石順平さんに、今回の裁判の経緯と意義を踏まえてお話いただきます。
第二弾
「なぜワタミ・電通で過労死が起こったのか 日本でkaroshiを支持するのは誰か」
日時
10月28日(金)
18:00開始 (17:45開場)
講師
今野晴貴(NPO法人POSSE代表)
須田光照氏(NPO法人労働相談センター副理事長)
嶋﨑量弁護士(ブラック企業被害対策弁護団、日本労働弁護団事務局長)
会場
北沢タウンホール2階 集会室1+2
京王井の頭線・小田急線 下北沢駅南口徒歩4分
(155-8666東京都世田谷区北沢2-8-18 北沢タウンホール2F)
https://kitazawatownhall.jp/map.html
電通で働く24歳の女性が100時間の残業を強いられたうえ過労自死したケースが話題を呼びました。Karoshiは今や国際語となり、ワタミ・電通・トヨタをはじめ有名大企業でkaroshiが頻発しています。
その中で、長谷川秀夫・武蔵野大学グローバルビジネス学科教授は「残業時間が100時間を超えたくらいで過労死するのは情けない」とfacebook上で発言し炎上しました。後に謝罪し発言を撤回していますが、亡くなった本人に過労死の責任を押し付ける発言をなぜ経営学を専門とする大学教授が行ったのでしょうか。
今回、若者の使い捨ての問題を「ブラック企業」という形で提起した今野晴貴POSSE代表の講演後、2008年に26歳女性が入社2か月で亡くなったワタミ過労死裁判を支援した労働相談センターの須田光照副理事長や、労働問題に詳しい嶋﨑量弁護士から過労死の実態を踏まえてお話いただきます。
第三弾
「貧困バッシングと自己責任論 ブラック企業・奨学金破産・大学中退」
日時
10月30日(日)
17:30開始(17:15開場)
講師
宇都宮健児弁護士(日本弁護士連合会元会長)
今野晴貴(NPO法人POSSE代表)
会場
池袋東京セミナー学院6階 603(池袋駅西口徒歩 4 分)
東京都豊島区西池袋 5-4-6 東京三協信用金庫ビル 6 階
http://www.ances.jp/map.html
3000万人が生活保護基準以下で生きている日本で、貧困は子どもだけではなく、社会全体に広がっています。大学を卒業しても非正規職しか見つからず低賃金に苦しんでいたり、正社員でも就職先がブラック企業だったためうつ病になり短期間で退職せざるを得なかったりする若者が増えています。そして、在学中に借りていた奨学金を返済することもできずブラックリストに名前が載る人が年間2万人おり、訴えられた人が年間1万人います。
しかし、「かながわ子どもの貧困対策会議」に参加しパソコンも買えず専門学校の費用を負担できない窮状を訴えた女子高生は、「真の困窮者」ではないと猛烈なバッシングを浴びさせられました。国会では、バッシングを止めるどころかある議員が「節約すれば中古のパソコンは十分買えるでしょうからあれっと思う方も当然いらっしゃるでしょう」とネット上のバッシングに加担すらしています。
貧困が蔓延する中でバッシングにどう対抗していくか、長年、多重債務問題に取り組み日本弁護士連合会の会長も務めた宇都宮健児弁護士にお話伺います。
■ブラックバイトユニオンのボランティアを募集しています!
ブラックバイトユニオンでは、職場での労働条件の改善のため、ともにブラックバイトの改善に取り組んでくれる学生ボランティアを募集します。ボランティアとして、団体交渉や労働基準監督署への申告のサポートをすることができます。詳しくは、こちらをご参照ください。
※連絡先
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@blackarbeit-union.com
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