久兵衛屋と団体交渉して、未払いを全額無条件で取り返すことができました!

2月2日、久兵衛屋との交渉を行いました。


成果としては全額・無条件で取り返すことができました!


○交渉の内容
・誓約書、合意書について
  交渉の場についたときに失礼な対応だったと謝罪がありました。
(相手が書けと送りつけてきた誓約書についてはこちら↓)
http://blackbeitunion.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

・未払い賃金があったという事実について
  未払い賃金があったと認めました。

・15分ごとに給料を支払っているという事実について
  現状のシステムでは15分単位に給料を計算している、ということを認めました。
  このシステムの改善、つまり1分単位で給料を支払うようにはできないのか、と
  要求したところ、「この場ではそのようにするとは言えない。意見として持ち帰る」
  との返答を続けました。
  未払い賃金の原因を認めておきながら、改善はしないという不誠実な態度です。

・準備時間の給料について
  準備時間も給料が発生することを認め、今後は給料を払うよう改善をする、との返答でした。

・タイムカードを勝手に切っていたという事実について
  事務作業をする者が勝手にタイムカードを切っていたことを認めました。
  本来は自身でタイムカードを切るべきで、今後このようなことがないように指導してい
  く、とのことでした。

・相手がこの件を口外禁止にしようとしてきたことについて
  責任のある者が来ているのに、それはおかしいと指摘したところ、口外禁止を取り消しました。

・この交渉のすべてに合意し、サインすること
  最初は「印鑑を社外に持ち出しできない。サインもできない」と訳の分からないことを
  言ってきました。しかし、それでは何のために交渉に来ているんだ、と主張し、合意を得
  ました。

○今後の課題
 この場で回答を出さなかった「15分単位の給料のシステムの改善」の回答受け、どんな返答があった
 としても改善させなければいけません。そうでなければ私のような人が増え続けるだけに
 なると思います。

○思ったこと
 まずは自分の件について解決できて本当によかったと思っています。しかし、相手の対応に
 は誠実とは思えませんでした。こちらが久兵衛屋本社での交渉を申し込んだにも関わらず、
 場所を変更し、その上、印鑑を社外に持ち出せないからサインはできないなど、交渉を受け
 る気は本当にあったのかと、疑問に思わずにはいられません。口外禁止について退けようと
 したことも明らかにおかしいだろ、と思いました。

 今回の交渉では私の件は解決できました。しかし、相手の返答をまとめると
  ・未払いがあったことを認める
  ・15分単位での給料のシステムを認める
  ・タイムカードを勝手に切っていたことを認める
  ・このことについて謝罪し、未払い賃金を支払う
  ・システムの改善するとは言えない
  ・現場の指導をする

 ということでした。
 正直、私の件は金を払って終わらせて改善する気はないように感じまし
 た。私には金を払うが、他の人は何ともいえないと言いつつ実質払わないということではな
 いかと。本当に問題だと感じているならばシステムの改善をすると言い切れるはずです。ま
 た、現場の指導をする、とのことも不完全ではないかと感じます。働いている人に定期的に
 確認する、と答えていましたが、そんなことでは一時的にしか改善されず、結局もとに戻る
 と思います。
 会社は問題に対してきちんとした対応をしてほしいと思います。
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11月20日(日)13時~ブラックバイトの相談説明会を開催します。

11月20日(日)に、ブラックバイトの相談説明会を開催します。

日時:11月20日(日)13時~14時
場所:ブラックバイトユニオン事務所

   (東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201号)
   (京王井の頭線・小田急線下北沢駅徒歩8分、京王新宿線・京王新線笹塚駅徒歩8分)
※参加予定の方は事前にメール連絡(info@blackarbeit-union.com)をお願いします。

今回の相談説明会では、ブラックバイトに悩んでいる方や“何とかしたい”と思っている方に向けて、それぞれの悩みに応じた問題の解決のし方をレクチャーします。

また、ブラックバイトユニオンの専門相談員や、自分の労働問題を解決した経験のある組合員が、参加者個々の相談にものります。

自分が行動を起こすかどうか、今後ブラックバイトユニオンに参加するかどうかは分からないという方も遠慮なくご参加ください。相談説明会に来て話を聞いてみて、どうするか考えるというくらいの感覚で、気軽に来てください。

なお、参加費等はかかりません。また、今回の相談説明会は学生限定(高校生・専門学校生・短大生・大学生・大学院生など)となります。

相談説明会では、以下のような問題について、具体的な対処方法や解決の方法を知ることができます。

・学習塾での授業時間以外の仕事に関する給料不払い(コマ給)。
・10~30分単位での労働時間・給料の切り捨て(1分単位で支払うことが法で義務づけられています)。
・仕事を辞めた際の最終月の給料の不払い。
・シフトの無理強い(シフトを急に入れられる、シフトを希望以上に入れられるなど)
・罰金の徴収や自腹購入の圧力。
・上司・同僚によるパワハラ・セクハラ。

これまでにユニオンの相談説明会に参加した多くの学生が、自分の抱える労働問題を解決しています。その一部をユニオンのブログで紹介していますので、ぜひご参照ください。

「ローリーズファーム」の商品(服)の自腹購入の問題を団体交渉で解決したケース
「餃子の王将」から未払い賃金と制服代を取り返したケース
吉祥寺の飲食店「チキンレッグ」と交渉して、未払いの最終月の給料を支払わせたケース
埼玉県の「サンクス」運営会社と交渉して、給料の1分単位での支払いを約束させたケース
学習塾「湘南ゼミナール」と交渉して、授業時間前後の仕事に対する賃金の不払い分として、講師全員に対し総額5000万円を支払わせたケース(※当ユニオンの学習塾部門の活動です)

■ブラックバイトユニオンとは
ブラックバイトユニオンは、ブラックバイトによって学生生活を脅かされることのない働き方や社会を目指して、2014年8月1日に結成された労働組合です。関東圏の大学生・大学院生を中心に約100人のメンバーで活動しています。団体交渉や労働基準監督署の利用を通じて、個々のメンバーが抱える労働問題を解決するとともに、ブラックバイト問題に関する啓発活動やキャンペーンにも取り組んでいます。

■お問い合わせ
東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@blackarbeit-union.com

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【全国】11月10日(火)、ブラックバイト相談ホットラインを開催します!

【全国】11月10日(火)、ブラックバイト相談ホットラインを開催します!

〈ブラックバイト相談ホットライン概要〉
日時:11月10日(火)18:00〜21:00
番号:0120-222-737
対象:学生
主催:ブラックバイトユニオン
相談・通話:無料

〈趣旨文〉
近年、学生生活に支障をきたす違法なアルバイトが蔓延しています。
みなさんのアルバイト先では、下記のようなことはありませんか?

・シフトを勝手に入れられてしまって大学の授業に行けない。
・おせち料理やクリスマスケーキの自腹購入を強いられる。
・バイトを辞めたいのに辞めさせてもらえない。
・準備や片付けの時間に給料が支払われない。

こうした問題にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
今回のホットラインでは、ブラックバイトで困っている全国の学生さんから、相談を受け付けます。また、お子さんの働き方が心配だという親御さんからの相談も受け付けています。
ぜひお気軽にご相談ください。

〈お問い合わせ先〉
ご質問等ございましたら、下記の連絡先までご連絡お願い申し上げます。
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4−17−15 ローゼンハイム下北沢201号
TEL:03-6804-7245
E-mail:info@blackarbeit-union.com

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湘南ゼミナール・森塾の見解: 授業報告書は書き終えずにそのまま帰ってよい!?

 平成27年9月7日(月)、10月1日(木)の計2回にわたって、森塾・湘南ゼミナールさんと労働条件全般に関する話し合いをしてきました。ここまでの話し合いによって、労使相互の認識が食い違っている点が明確になってきましたので、森塾・湘南ゼミナールで働く学生講師の皆さまと、お子さんが通塾されている(もしくは通塾を検討されている)保護者の皆さまに向けて、ご報告させていただきます。

 私たち個別指導塾ユニオンは、団体交渉において、「授業時間内に生徒さんの授業報告書の記入を終えられないことが多いのだが、どうしたらよいのか。」と指摘したところ、森塾・湘南ゼミナールは「授業時間内に報告書が書き終わらないのなら、書き途中でもそのままにして帰ってよい。」という趣旨の回答をしました。さらに会社側は「生徒の見送りは一切しなくてよい。講師の先生は、生徒より先に帰ってよい。」という趣旨の発言をしたうえ、毎日行われる会議(夕礼)については「講師の先生は出席しなくてもよい。」とまで言っています。

 しかし、果たして本当にこれでいいのでしょうか? 会社の担当者の方々がもし本当に心の底から生徒のことを思っているのなら、決してこんな発言はできないはずです。森塾・湘南ゼミナールは、授業時間以外について時給をなるべく支払わないようにと、報告書は中途半端でよし、会議は出席しなくてよし、としてしまっているのです。実際、現状では、毎日1時間以上のお給料未払いが発生しています。
 個別指導塾ユニオンとしては、「生徒さんの状況を把握するため、授業報告書は最後まで丁寧に書きあげること」、「最後の生徒一人まで気持ちよく元気に見送ること(もちろん生徒さんには早く帰宅するよう指導します)」、「テスト情報や受験に関する情報の共有のため、必要な会議は業務としてしっかりと行うこと」を森塾・湘南ゼミナールに求めています。生徒さんにとって本当に良いサービスを実現すること、そしてそれに伴う生徒さんの学力アップに向けて、今後も森塾(湘南ゼミナール)さんとの話し合いを続けていきます。

■保護者の皆さまへ 
 このブログを書いている私自身が湘南ゼミナール・森塾の生徒として通塾していたこともあり、一連の会社側の主張を受けて率直に落胆しました。自分はこのような塾に通っていたのかと。高校受験と大学受験の両方をここでお世話になりましたが、今思うと塾のおかげというより、担当してくれた講師の先生のおかげだったのだと気づきました。
 大事なお子さんを塾に預ける保護者として、皆さんは会社側の主張にどういう印象をお持ちになったでしょうか。生徒よりも早く帰り、授業時間以外は全く質問を受け付けない先生。未記入がある生徒の授業報告書をほったらかして帰る先生。こういう先生でもいいと、湘南ゼミナール・森塾は言ってしまっているのです。このような環境の下で働くアルバイト講師、その講師に教わる生徒さん、それではとても良い塾とは言えません。
 果たして、湘南ゼミナール・森塾はこのままでいいのでしょうか。もちろん、現場で頑張っている講師・先生は沢山います。そうした先生方とともに、あるべき本来の塾の姿を実現できるよう、ユニオンは会社に対して改善を要請していきます。

■アルバイト講師の皆さまへ 
 私たちが勤める湘南ゼミナール・森塾の現状は残念ながら、上記のような考え方になってしまっています。私たちはこうした環境の下で日々働いているのです。上記の会社側の主張はエリアマネージャーと人事部長の説明によるものですが、講師の皆さまはどのような印象をお持ちになったでしょうか。
 私たちをまとめる地位にある人が公式の場でこうした発言を平気でしておきながら、「生徒のため」とはよく言えたものだと思います。授業時間以外の業務については、会社側は断固として業務時間と認めず、「業務時間と認めて給与を払うくらいなら、サービスの質が落ちてしまっても構わない。」という発想になっているということです。生徒さんのために貢献したい・勉強をしっかり教えてあげたいと思って講師になったはずなのに、これでは何のために湘南ゼミナール・森塾で働いているのかという意味が見えなくなってしまいます。大好きな生徒さんのためにも、会社の対応をこのままにしておいてはいけないと思います。
 このブログを読まれている皆さんが勤める教室では、どういう現状があるでしょうか。この記事をきっかけに、今一度ご自身の働き方についても考えてみていただけたらと思います。その中で、何か気になる点などがあった場合は、ぜひ当ユニオンへ問い合わせてみてください。

■連絡先
個別指導塾ユニオン(ブラックバイトユニオン)
〒155-0031 東京都世田谷区北沢4-17-15 ローゼンハイム下北沢201号室
メールアドレス: info@kobetsu-union.com
電話番号: 03-6804-7245
FAX番号: 03-6804-7247

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「過労死をなくそう!龍基金」第9回中島富雄賞を受賞しました。

 この度、ブラックバイトユニオンは「過労死をなくそう!龍基金」第9回中島富雄賞をいただきました。
 授賞式が、8月9日(日)午後1時から東京・かつしかシンフォニーヒルズ別館5階レインボー開催されます。ブラックバイトユニオンからも、昨年8月からの取り組みを報告させていただく予定です。どなたでもご参加できますので皆さんお集まりください。

以下レイバーネット日本より転載


2015/08/09 「過労死をなくそう!龍基金」第9回中島富雄賞・授賞式(東京・葛飾)

~「過労死をなくそう!龍基金」第9回中島富雄賞~
「学生ユニオン」と「ブラックバイトユニオン」が受賞決定!
8月9日(日)授賞式に皆さん参加してください!

過労死をなくすために活動している「過労死をなくそう!龍基金」は、第9回中島富雄賞の受賞者を「学生ユニオン」と「ブラックバイトユニオン」の2団体に決定しました。8月9日(日)午後1時から東京・かつしかシンフォニーヒルズ別館5階レインボーにて授賞式を開催します。どなたでもご参加できますので皆さんお集まりください。

政治家、弁護士、医師、学者らでつくる中島富雄賞選考委員会は、第9回の受賞者について、ワタミの過労死をはじめ若者を取り巻く過酷な労働環境が過労死・過労自殺につながっている現状の改善に取り組んでいることを評価して両ユニオンを選出しました。

学生ユニオンは、2013年9月にブラックバイトに対抗するために結成された学生による学生のための労働組合です。2015年2月には、全国初となる大学単位での労働組合、「都留文科大学学生ユニオン」(山梨県)が結成。どちらも「首都圏青年ユニオン」の分会にあたります。

ブラックバイトユニオンは、2014年8月、ブラックバイト問題の深刻化に対応するため、学生が中心となり総合サポートユニオンの支部として結成。月50件以上の労働相談を受け付けています。コンビニ、居酒屋、アパレルなど様々な企業に対して、賃金請求や団体交渉を行っています。2015年6月には同ユニオンのスタッフと相談者により個別指導塾ユニオンを発足させ、すでに複数の個別指導塾と団体交渉を開始しています。

「過労死をなくそう!龍基金」は、ファミリーレストラン「すかいらーく」で過労死した中島富雄さんの遺族がNPO法人労働相談センター、全国一般東京東部労組と協力して2006年12月に設立。中島富雄賞は、過労死・過労自殺の撲滅に貢献した団体や個人を中島さんの命日である8月に毎年表彰している当基金の継続事業です。過去の授賞者は以下の通りです。

第1回 「過労死110番全国ネットワーク」
第2回 日本マクドナルド「名ばかり管理職」裁判原告の高野広志さん
第3回 すかいらーく契約店長過労死遺族の前沢笑美子さん
第4回 過労死企業名公表裁判原告の寺西笑子さん
第5回 居酒屋「日本海庄や」過労死遺族の吹上了さん、隆子さん
第6回 ワタミ過労自殺遺族の森豪さん、祐子さん
第7回 過労死問題を報道してきた東京新聞の中沢誠記者と皆川剛記者、産経新聞の小野木康雄記者
第8回 過労死防止法制定に尽力した関西大学名誉教授の森岡孝二さん

第9回授賞式では、受賞団体の学生ユニオンとブラックバイトユニオンから取り組みの報告があるほか、大手居酒屋チェーン「和民」で正社員だった森美菜さん(当時26歳)が入社2カ月後に過労死した問題で、現在ワタミと渡辺美樹・自民党参院議員ら経営者の責任を裁判で追及している父母の豪さんと祐子さんが来場し、ワタミ過労死裁判の現状を報告します。また、授賞式では政治学者の五十嵐仁さん(法政大学大原社会問題研究所前所長)による記念講演「人間が大切にされる社会をめざして」を行います。参加費は無料。皆さんのご参加をよろしくお願いします。

【過労死をなくそう!龍基金 第9回中島富雄賞授賞式】
■日時:2015年8月9日(日)午後1時~(午後12時半開場)
■場所:かつしかシンフォニーヒルズ別館5階レインボー(京成線青砥駅から徒歩5分)東京都葛飾区立石6-33-1
地図 http://www.k-mil.gr.jp/institution/access/sym_access.html
■参加費:無料
主催:過労死をなくそう!龍基金
後援:NPO法人労働相談センター
協賛:『週刊金曜日』
問い合わせ:NPO法人労働相談センター内「過労死をなくそう!龍基金」(担
当:須田光照)
電話 03-3604-1294 FAX 03-3690-1154 メール consult@rodosodan.org



転載元:レイバーネット日本「「過労死をなくそう!龍基金」第9回中島富雄賞・授賞式(東京・葛飾)」
http://www.labornetjp.org/EventItem/1436776549695staff01

■お問い合わせ
ブラックバイトユニオン
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@blackarbeit-union.com

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プロフィール

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Author:ブラックバイトユニオン
私たちブラックバイトユニオンは、近年様々な背景のもとで広がりつつある「ブラックバイト」によって学生生活が脅かされることのない社会を目指して活動する団体です。電話とメールで相談を受け付けているので、学生の方は是非お気軽にご相談ください。
TEL:03-6804-7245
MAIL:info@blackarbeit-union.com

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